Lakka(ラッカ)PC版の設定・使い方など

LAKKA PC
LAKKA
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目次

画面が真っ黒でパソコンが立ち上がらなくなった

うちのパソコンではLinux入れてるとたまになります。
うちの場合は電源を抜き、バッテリー外すとなおります。

アップデート機能は使用しない方が良いかも

メニューから最新版のLakkaにアップデートできるようですが、
ハードディスクのパーティションなどを再構築する可能性があるので、
私のようにWindowsと同じドライブに入れてる人は、
オンラインアップデートやめておいたほうがいいかもしれません。
ヘタしたら他のパーティションが消えるかもしれないので。

設定ファイルやBIOS、セーブデータなどを保管した上で、
もう一度入れ直した方が良いと思います。

メニュー画面からカクつく

画面のサイズ設定が適切ではない可能性があります。
ビデオ→フルスクリーンモードまたはWindowモード→幅と高さ をモニターに合った数値で設定してください。

例:FHD=幅1920 高さ1080

ゲーム画面がカクつくのはパソコンのスペックが足らないせいかもしれません。

外部モニタ(VGA)に映す

ビデオ→Output→モニタの識別番号(左右で選択)

このように設定でもモニタ切り替えできますが、設定がそのまま保存されます。
起動時にも選択出来たほうが良いと思ったので、そういう設定もしておきます。

モニターについては公式サイトに書かれてます。

Lakka documentation - PC
Lakka is a lightweight Linux distribution based on RetroArch that transforms a small computer like a Raspberry Pi into a...

デフォルト設定では、『LVDS』が最も優先順位が高くなっています。
『LVDS』とはノートパソコンの内蔵モニターなどです。
なので、外部『VGA』モニターに映す場合は『LVDS』を無効にするパラメータをつけて起動します。
するとノートパソコンのモニターには映らずに、外部VGAモニターに映像が出力されるという訳です。

HDMIポートで外部モニターに接続している場合については当方ではわからないです。

接続されてるモニタ一覧を確認したい場合、SSHで以下のコマンドを入力して見てください。

接続中のモニターが次のように表示されます。

では、『LVDS』を無効にする方法です。
『syslinux.cfg』または『grub.cfg』を編集し、
『 video=LVDS-1:d』というパラメータを記述し、LVDSを無効にします。

『syslinux.cfg』または『grub.cfg』はLAKKAの先頭パーティションにあります。
これが非表示になっている場合、
Windowsのパーティション操作ツールでLAKKA先頭パーティションにドライブ文字を付与し、
LAKKA先頭パーティションを表示してください。

Legacyブートの人は直下の『syslinux.cfg』を、
EFIブートの人はたぶんEFIフォルダ内の『grub.cfg』を編集すればいいと思います。

Legacyブートの『syslinux.cfg』の例です。

syslinux.cfgの『LABEL live、KERNEL、APPEND』の三行をそのすぐ下にコピペします。

まず、貼り付けた方の『LABEL live』を適当な文字に変更します。
例えば『LABEL 2』とします。

そしてAPPENDの行の最後尾に『 video=LVDS-1:d』と追記します。
半角スペースも忘れずに。

この『video=LVDS-1:d』という文字が追記された起動パラメータを読み込むことで、
内蔵モニタを無効にし、外部VGAモニターに映すわけです。

逆にVGAを無効にする起動パラメータは
『video=VGA-1:d』です。

編集したら保存します。

Lakkaパーティションを見えなくしたい場合は、
Windowsのパーティション操作ツールでドライブ文字を消してておきます。

これで起動時『2』と入力すると
『LVDS』が無効になった状態で起動し、外付けVGAモニターに映像が出力されます。

起動時に何もしなければDefaultのLiveが内蔵モニターで立ち上がり、
『2』と入力すれば外付けモニターで立ち上がり、
『installer』と入力すればインストーラーが立ち上がります。

ちなみに、
『.cfg』ファイルの『DEFAULT』というのが通常読み込まれる起動パラメータです。
普通は『DEFAULT live』になっており、『LABEL live』行のパラメータが読み込まれます。
『TIMEOUT 50』は起動までの時間
『PROMPT 1』はこのプロンプト画面を表示するかどうか。
『PROMPT 0』にすると表示されなくなるようです。やったことないですけど。

↓Lakka ver.2.3.2の例です。
なお『UUID=』は各人によります。

↓Ver.3 の例です。未確認ですが多分これでいけるかと。
『UUID=』は各人によります。

syslinux.cfg

grub.cfg

時刻がおかしい

Lakka ver.3では普通にメニュー画面から設定でタイムゾーンを設定できます。
LAKKAのサービス→タイムゾーン
「Asia/Tokyo」

また、表示形式の変更もできます。
メニュー項目の表示→日付の表示形式

Lakka ver.2でのタイムゾーン変更は以下のようにやります。

Lakka documentation - Timezone settings
Lakka is a lightweight Linux distribution based on RetroArch that transforms a small computer like a Raspberry Pi into a...

モバイル機器でSSH接続し、
Mobile SSH などのコマンドを入力できるアプリで以下のコマンドをSendします。

または
再起動してSSHで「$ date」と入力して「JST」と表示されればOK

しかしWindowsを起動するとWidowsの時刻がずれますが、
これはLinuxとデュアルブートするとなる症状なので、
気になるようなら調べて対応してください。

わたしは『Tclock light』の「tcsntp.exe」をスタートアップで起動して時刻合わせしてます。
「/silent」というパラメータ付ければ水面下で時刻合わせしてくれます。管理者権限が必要です。

スタートアップの編集は『vStartup Delayer』がおすすめです。

Wiiとかゲームキューブを動かしたい

うちのパソコンでは動きませんでした。
複数のパソコンで試してみましたがダメだったので、パソコン版ではダメなのかもしれませんが、公式に書いてあることを一応書いておきます。

Wiiとゲームキューブはともに Dolphin Core というコアを使うようですが、
そのコアの情報を見てみると以下のような注意書きがあります。

(1)You need to have Dolphin Sys folder in system/dolphin-emu/Sys.
(2)See:https://docs.libretro.com/library/dolphin/#setup

つまり、訳しますと

(1) system/dolphin-emu/Sys というフォルダを作る
(2) 詳細は:https://docs.libretro.com/library/dolphin/#setup

とあるので、言われたページである
とこを見てみると
https://docs.libretro.com/library/dolphin/#setup
落ちてるようなのでWebArchiveのキャッシュを見てみます
https://web.archive.org/web/20190901124235/https://docs.libretro.com/library/dolphin/

このzipファイルの『Data/Sys』の中身を
https://github.com/libretro/dolphin/archive/master.zip

作成したこのフォルダに入れるようです。
system/dolphin-emu/Sys

なおSysフォルダはSSHでアクセスして作ることが出来ます。

さらにこのページによると
https://www.libretro.com/index.php/tag/wii/
Settings -> Core から
『Enable Shared Hardware Context』 を 『ON』 にするようです。

~追記~
なお、Lakka Ver3.3 では
http://www.lakka.tv/articles/2021/08/01/lakka-3.3/
Cores updated to their most recent versions
Dolpin: add dolphin-emu/Sys folder to RetroArch system folder
Dolpin:dolphin-emu / SysフォルダーをRetroArchシステムフォルダーに追加します
とあります。

Invalid partition table と出てWindowsが起動できない

うちの場合は電源ボタンを押して一旦電源を落とし、再起動すれば起動します。
立ち上がらないときはGoogleでググってください

ただ、UEFI+GPT HDDにLakkaパーティションコピーでWindowsとデュアルブートにしてた場合はWindowsがどうしても立ち上がらず、
Windowsをクリーンインストールしました。

これは前ページで『UEFIの人はLakkaパーティションコピーやってはダメ』と申し上げたケースです。


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